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産廃許可の申請をする際に作成する書類の中に、事業計画の概要を記載する箇所があります。あくまでもこれから産業廃棄物の収集運搬を行うための、事前計画の段階なので、「予定=おおよそ」の記載でよいのですが、全く決まっていない…というのでは書類の作成ができません。
そこで、以下の3点について書類の作成前に検討してみてください。
1.取り扱う廃棄物の種類・量
取り扱う廃棄物が20種類の産業廃棄物のうち、どれに該当しますか?廃油や汚泥などの液状のものを扱うのであれば、バケツなどの容器が必要になりますね。
また、1か月のうち、どれくらいの量を運ぶことを想定していますか?1トン未満なのか10トン以上になるのか?会社の規模によっても異なってくると思います。
2.どこからどこまで運ぶのか?
東京都内から埼玉県内の処分場に運ぶような場合には、東京都知事許可のみならず、埼玉県知事許可も必要になります。取引先や仕事の状況を検討し、「どこから出た廃棄物をどこに捨てにいくのか?」ということを検討しておいてください。
3.環境への配慮
事業計画の書類には、環境への配慮を記載する箇所もあります。廃棄物を運搬する際の飛散防止のために運搬車両に「シート掛け」を行ったり、フレコンバックに入れて運搬したりといった環境への配慮も心にとどめておいてください。